こんばんは、おやこです。
先日、大叔父がなくなりました。
91才だったそうです。
今日はその大叔父のお通夜に参列してきました。
小さい時から年に1度会うか会わないかくらいの関係だったから、特別に悲しい!という気持ちではないんだけど、それでも、棺の中のお顔をみると胸にこみあげるものがあります。そして、兄弟で最後に残されたお祖父ちゃんの寂しそうな姿を見ると、なんだかこちらまでさみしくなってくる。
大叔父が思い出させてくれた
さて、コスパのいい人生とか、なめくさったタイトルの記事を書いている僕。
割と真剣に今後の人生を考えたときに、こういう生き方だな~なんて思ってつけたタイトルだけど、軽い。あまりにも軽い。
人の人生の終わりを見たあとだと、なおさら。
連絡がきたのが急だったってこともあり、コロナな昨今の状況もあり、僕一人で参列してきた今日のお通夜。
帰り道、久しぶりに車を1時間弱走らせてると、なんか独身時代にもどったような気がして、懐かしい音楽をかけてみました。
KEMURI
独身時代、ライブハウスに行ってはもみくちゃに暴れていた頃聞いていたSKA PUNKバンド"KEMURI"
あ~懐かしいな~
車の中でノリノリになりながら、当時のことを思い出していました。
汗びっちょりになりながら、周りとガツンガツンぶつかったり、足ツったり、でもすごい爽快感。翌日には全身筋肉痛が気持ちよかったり。
そんな当時の思い出とともに思い出したもの、
それは、
熱です。
なんか、僕はどうやらここ最近、自分の幸せに浸りすぎちゃって、
まぁ、幸せは幸せ、毎日最高潮にハッピーだから、別になんの不満もないんだけど、
"コスパのいい人生” とか、"人生プラン" だとか、
なんか打算的で、熱量の無い発言・行動・思考をしているなと。
ノリノリに歌いながら、そんなふうにフと思ったんです。
例えば、独身時代の僕の人生に向き合う姿勢って、この曲の影響をめちゃめちゃ受けて、もっとやることなすことに前のめりだった気がする。
PMA(Positive Mental Attitude:肯定的精神姿勢)
こういう曲とか、こういう曲で熱くなってる自分が割と好きだったり、
ライブで一緒に大騒ぎする職場の先輩とか友達との時間が最高に楽しかったり、
そういう熱量を共感して一緒にガツガツ遊んでくれる彼女がいまの奥さんだったり。
みたいな。
そんな奥さんとの結婚式で最後に流した曲もやっぱり"KEMURI" で、
Along the Longest way
こういう思い出ってなんかすごく特別で、曲をきいて、口ずさむだけで、あの時の気持ちに戻れるというか。
細かい考え方は違えど、心が動かされるなにかが同じっていう、そういうパートナーと一緒にいられるのはすごく大事なことだったんだ。いま思えば。
ん~。
なんだか30代後半のオッサンが思い出すにはずいぶん青臭い思い出だけど、
こういう思い出を思い出すこともなく、ハッピーな日常にうぬぼれてただ漫然とすごしてたな~。
仕事も人生もずいぶんと打算的じゃないか。
僕の仕事ぶりの評価はいいらしい。
でも以前のようにすごく熱心に取り組んでいるという感覚ではなくなってきている…
特にこの会社で管理職に昇進したいとも思わない。
いま担当してる仕事は割と得意だけどそんなに好きではないんだろう。
資産形成はできている。
子どもたちは順調に育っているし、
毎朝一緒にランニングして成長してる姿がすごいうれしい。
一緒にテニスをしたり、キャンプに行ったり、
好きなゲームのことを夢中になって話してくれたり、寝るときはみんなで一緒のベッドで寝たり、
なにもかもが順調じゃないか!
と油断していた。
あぶないあぶない、
もっと熱をこめないと。
過去の思い出の熱量を、いまの熱量で超えていかないと。
あとで思い出したときに、なんだかちょっと物足りないぞきっと。
結局、大叔父が亡くなったことと、まったく関係ないけど、そんな感じです。
大叔父さん、安らかに。