こんにちは、おやこです。
当時、小学校1年生の次男とっちゃんが、夏休み明けから学校に行けなくなってしまったときのことを振り返っています。
今ではウソみたいに楽しげに学校に行けるようになり、今年、小2になって迎えた夏休み明けも、楽しそうに学校に通えるようになりました!
でも、先のことが見通せなかったあの頃は、なかなかキツかったなぁと思い出します。
どこかの誰かの同じような小学生とその親御さんの役に立てば幸いです。
(当時、次男が学校に行けなくなってしまった1番の要因は『不安』。イジメや先生の問題の場合は対応は違ってくると思いますのでご注意いただければと思います)
1回目の記事はこちら
↓
子育て相談センターの心理士さん
さて、2回目の記事で子育てセンターに行った時のことを書きました。
この子育て相談センターの心理士さんが数行の感想では語りつくせないほど素晴らしい存在でした。
前回の記事はこちら↓
【小1プロブレム】02.子どもが学校に行けなくなったときの初動対応 - おやこぶろ
登校しぶり発症2日目にして早くも困惑のピークを迎えた僕は、
とりあえずどこかに助けを求めなければ!と、まず手近な役所の子育て相談センターに行くことにしました。
この日の自分のメモがこちら↓
こんな風にブログに書き下ろすなら、もっと詳しく書いとけばよかった~と後悔してますが、
もちろん当時はそんな先のこと考える余裕などまったくありません。
そんな精神状態のメモに明確にうかぶ「行ってよかった」の文字。
心理士さんっていったいどうすればなれるんだろう。
知識だけじゃなく人間性にめちゃめちゃかかわるよなぁ。
僕は職員さんと面談。子どもの様子や学校の様子を話したり、学校にもスクールカウンセラーがいて~などの情報を案内してもらったり、
どちらかというと行政がどんな支援サービスを用意しているか、どう使えばいいか、みたいなことを教えてもらいました。
そして僕が面談している時間かせぎのためか、心理士さんが次男を連れておもちゃコーナーみたいなところで遊んでくれていました。
心理士さんのマジック
僕と職員さんとの面談が終わったところで、職員さんと心理士さんがバトンタッチ。
ん?時間稼ぎのために次男と遊んでくれてたんじゃないの?と思いきや。
「次男くんが、今の気持ちを絵に描いてくれました」
「学校に対する気持ちの絵には〇〇な絵が描いてます、なので…」
「家族に対する気持ちの絵には〇〇な絵が描いてあります、なので…」
と、何枚かの絵を見せてくれました。
え!?たった数十分のあいだに、次男の感情を引き出して絵を描かせてたの!?
なんと、さっき初めて会ったばかりの心理士さんに、次男がいまの思いを絵に表現して、その絵に表れている学校のあれこれを打ち明けていたんです。
いったいどんなマジックなんだ。。。
鳥肌がたつほど驚きました。
あっという間に次男が心を開いている。
僕たち親が「なんで行くの嫌なの!?」とか聞いてもさっぱり的を得ない回答なのに、
心理士さんには学校の様子も含めてなんでもお話している。
残念ながら、次男が描いた絵は、ホントはお父さんには見せないという約束で描いてもらったようなので、写真に撮ったりコピーしたりすることはできませんでした。
なので、すごい細かいところは覚えていないんだけど、
学校がうるさくて嫌な気持ちになる、
家族が大好きなので離れたくない、
大きな声で指示されると不安な気持ちになる、
学校で好きなお友達の名前、
クラスの先生は好きだけど苦手な先生(授業)がある、
などなど、次男の絵と話から分析した詳しい情報を教えてくれました。
今、解決したからわかったことだけど、
この時次男が打ち明けたこれらの項目を1つづつクリアしていくことで、最終的に登校しぶりがなくなったんです。
次男の心の声を引き出し、問題を的確に指摘した心理士さんのこの能力は、本当にマジックです。
そして、
この相談が僕の子育て、子どもとの接し方を変えるきっかけにもなりました。
次男の登校しぶりという、一見すると不幸せへの落とし穴のようなトラブルで得た経験が、
いまの幸せ仲良し家族の土台になっているといってもいいんじゃないかなー!
とはいえ、この物語はまだトラブルの真っただ中。
解決にはまだまだ時間と忍耐とストレスがかかります。
つづく。