子どもが小学校の中学年にもなり、少しずつ伝える事を変えていかなきゃいけないなぁ、と感じる今日この頃。
YouTubeで言葉さがし
素晴らしいスピーカーと言われる人たちは若者に何をどんな言葉で伝えてるんだろう…
なんて考えながらYouTubeを漁っていると、めちゃめちゃ煽ってくるタイトルが目に付いた『キンコン西野 伝説のスピーチ「人生に失敗など存在しない」平成30年度近畿大学卒業式』
言っておきますが、
ここからはすべて個人の感想ですからね。
キングコング 西野さん
結論からいうとめちゃめちゃ浅かった。
いうなればただの盛り上げ上手。
なんかいい事言ったった!おれカッケー!
みたいなやつ。
最後にちゃんとおめでとう、って言っていたところには好感がもてましたが。
キンコン西野 伝説のスピーチ「人生に失敗など存在しない」平成30年度近畿大学卒業式
タイトル煽りすぎでしょ、しかも近畿大学の公式チャンネルっぽい雰囲気なんですけど。こんなん伝説のスピーチとか言っちゃっていいんだろうか。
でも学生にはささるのかな?
浅くてもポエミーな耳触りの言葉が励ましになるのかもしれない。そこまで考えられたメッセージなら、さすがなのかもしれない。
ただ、社会に出て十数年、子どもも授かり親となった僕にはまったく響かなかった。
一方、
若者に向けた言葉が僕にもめちゃめちゃささったのがコレ↓
橋下徹さん
橋下徹と高学歴ニートたち 燃焼 フルバージョン
初耳学という番組の企画らしい。
橋下さんは政治の仕事から外れればすごくあたたかい言葉を使うよなぁ。
大勢に伝えるスピーチと、一人一人に伝える授業を比較してしまうのはちょっと西野さんがかわいそうかもしれないけど、橋下さんの言葉は1つ1つが深い。そしてずっしりと重い。
重たい言葉を若者の心の中にそっと置いてあげてる感じがする。重いものを落とすように置いたら聞き手には心地よくなくなってしまうけど、そういうことはしないとこが凄い。
準備
そして僕が決定的な違いだと思ったのが、準備。
今日対峙する若者に何を伝えよう。
この姿勢は聞き手にも伝わるんじゃないかと。
自分たちのために自分たちのことを考えて準備してくれた人から発せられる言葉の温度っていうのかな、そういうのは伝わるんじゃないかと。
西野さんが「ノープランです」なんて言いながら話すのが本当にノープランかどうかはわからない。
けど、橋下さんは少なくとも、彼らに娘さんからのプレゼントを見せるつもりで持ってきていた。
若者たちに親御さんへの感謝を気持ちをもってもらいたい、という話をする準備をしてきていた。
人に伝えたいことがあるなら、その人のために準備しなきゃ。自分の考えを一方的に言うだけでは、どんなにカッコいい言葉でも響かない。
自分の息子たちに話をするときは、橋下さんの姿勢で伝えよう。3人の息子たちにも人生『燃焼』してもらいたいなー
そんなことを思ったYouTubeの旅でした〜