屁に潜む闇、それは人の心に潜む闇でもあります。
屁に潜む闇とは
会社のミーティングなど、必ずしも全員が心許せる親しい仲ではない人たちの集まりに、その闇は現れます。
この中の誰かが屁をこいた。
そんな状況に誰もが一度は遭遇したことがあるでしょう。そんな時、人はひとつの思いにさいなまれるのです。
この中の誰かが確実に屁をこいた。
おそらく一人だ、混ざってる感じはない。
みんな臭ってるはずなのに…
何事もないかのように装っている。
という具合です。
はっきり言ってその場にいる全員がこう思っています。
そして…
この中の誰かが確実に屁をこいた。
もしかしたら、みんな俺を疑ってるんじゃないか?
こうしてそこにいる人たちが疑心暗鬼になり、お互いを信頼できなくなってしまいます。
そして、俗に言う「屁に潜む闇」に取り込まれてしまうのです。
この闇が怖ろしいのは、屁をこいたその本人でさえ「みんなが俺を疑っている」というマイナスの思考に陥ってしまうところです。
(まさしくその本人のくせに)
屁に潜む闇に取り込まれないために
どうすればいいのか。
屁をこいたのが自分の場合
まず、自分の屁が有臭であることをだいだい察知したのち、、、
- おもむろに伸び等をする
- その後《お前か?》といったテンションで見てくるので
- 目を合わせて「えっ?」と言う
→そこまで親しくない場合でも、この時点ではほぼ全員が《犯人がわかった》と思いますので、臭いの消滅とともに、少しずつわだかまりはとけていくでしょう。
屁をこいたのが他人の場合
ここで、忘れてはいけないのは、犯人を探すことが目的ではないということです。
であればすることはただ一つ、
- 「ちょっと、お手洗いいいですか?」と言って席を立つ
これです。
犯人にとって救いの手を差し伸べることにもなりますし、人が動くことで気流がうまれ、臭いの中和が早まります。
臭いの滞留の長さは闇の深さに比例するのです。
自分の時もこれでよくね?と思われるでしょう…
うん、そうだね。これを共通の対策にします。
屁をこいたあなたが女性の場合
この場合は対応がかなり難しくなります。
女性にとって、オナラをしたのがバレるというのは大変恥ずかしいことだからです。
(僕はそうは思いませんけど)
でもアメリカでさえそうなんですから、たぶんそうなんです。
(ドラマ「Sex And The City」のエピソード11より↓)
では、どうすればいいか。
周りのリアクションと完全に同化して下さい。
周りが《ん?なんか臭い?》みたいにキョロキョロしだしたら、自分も《ん?なんか臭い?》って感じにキョロキョロして下さい。
周りが深呼吸でもするかのようなフリして、口で息をし始めたら、自分も深呼吸でもするかのように口で息をして下さい。
どうか、逃げ切って下さい。
願わくば、
「ちょっと、お手洗いいいですか?」
と言ってくれるような紳士が現れますように…
おやすみなさい。