昨晩、無事三人目の子どもにして三人目の男の子が生まれました。
予想出産日(10/1満月)、予定日(10/5)を大幅に遅れて(10/13)の出産。
直前の検診で「羊水が減ってきてる」と言われ、13日までに生まれなかったら自然分娩ができなくなるかも、というなんとも言えないの緊張感の中、出てきてくれましたよ〜♪
三男の誕生日振り返り
記念の日なのでどんな1日だったか振り返っておきます。
朝、ひまし油を…
前日(10/12)からお腹が張る感じや腰が重くなる感じなど、兆候らしきものを感じながらも就寝し、「早朝6時ごろまでに陣痛がなかったら、これを飲みなさい」と、なにやら冒険に向かう勇者と魔法使いのようなやり取りで渡された「ひまし油」を飲むべきかどうか逡巡する朝。
ひまし油とは下剤にも使用されるものだそうで、下痢になりながらも陣痛が促進されるというもの…まぁ気はすすまないわな。
なんとなーく兆候がないわけではないので、助産院にTELすると「もうとりあえず来なさい」とのこと。
いよいよかなということで長男次男も保育園をお休みして同行。そうです、この二人も赤ちゃん誕生の瞬間に立ち会いたいのです。
妊婦をお産に集中させる
しかし、すぐに陣痛・出産とそんな魔法のようなことがあるわけもなく、結局ひまし油は飲まずに、整体やらマッサージやらで陣痛をうながす作戦にしてくれるようでした。
そのためには子どもたちが助産院のなかでバタバタ遊んでたんじゃ気が散ってしょうがない、ということで男3人は一旦退散。
リラックスさせてお産に向かう気持ちを高めてあげることが大切なんですね。
たしかに昼間は僕がどこかに連れ出して1人の時間を作ろうとしてはいたものの、夜は一緒にワイワイしていたわけだから、あまりお産の方向に身体が向かなかったのかもしれないな。
子出かけ:落合公園
その間、男3人衆は西武新宿線の中井駅から徒歩10分ほどの落合公園へ。
なんとなく助産院へ戻りやすい場所で遊べるとこ、と思って初めて行った公園でしたが、ここめっちゃ楽しい!!
偶然近所の保育園児たちも遊びに来ていて、長男はさっそくお友達になって遊んでました。
駅から遠いのが残念ですが詳しくは今度書きますね。
昼食
まだ助産院からの連絡はありません。今日から急に寒くなったので、冷えてしまった男3人衆の昼飯はラーメンを選択。朝からちょっとした緊張感といっぱい遊んだ疲れのせいか、そのままラーメン屋さんのボックス席で2時間もお昼寝してしまいました。(混んでなくてよかった)
夕方:ビックロでウルトラマン
助産院からは「陣痛はきはじめたけど、まだ本格的には」ということで、まだ戻れない男3人衆。西武新宿駅前移動して、いつものビックロ6階でいつものウルトラマン人形を購入、と思い来や長男ピーは今回は「昭和の仮面ライダー(1号)」に浮気してました。次男は30分以上迷いに迷っての、ゾフィー。
西武新宿駅でアイスを食べてるあいだに「そろそろ来そうなので戻ってきてください」との連絡。
緊張しながら助産院に戻ります。ただ、まだ長くなりそうな時に備えて100均でラクガキ帳と色鉛筆を購入。どうせ静かには待てないからね。
夜:助産院で待つ
予想通り、助産院に戻ってからもしばら〜く待ちます。キャンDoさまありがとう。
とはいえ隣の部屋からは時折お母さんの叫び声が聞こえる状況でおとなしくお絵描きしていられるワケもなく、ソワソワする長男。「早くお母さんのところ行きたいよ〜」と半べそ状態になったり、ウルトラマンレオの歌を歌ってお母さんを応援したり。
立ち会い解禁!
助産師さんが「もうすぐ出てきますよ〜」と声をかけてくれた瞬間待ってましたと急ぐ、お産立ち会い2度目の長男ピー。おそるおそる初めての赤ちゃん誕生の瞬間を見に行く次男とっちゃん。
部屋に入ると、立ち上がった状態のお母さんのうしろ姿と、股の間からのぞく赤ちゃんの顔!なんか怖っ!!!
う〜ん、首がはさまって赤ちゃん苦しくないのかな。
凍りつく次男。
(この時ピーはどうしてたっけ〜)
次の瞬間、
ズルんっ!
と落ちてくる赤ちゃん。
助産師さんが受け止めて、力尽きたお母さんのお腹の上でカンガルーケア。
ヒゲェー、ひげぇーと鳴き声をあげる赤ちゃん。
三男誕生の瞬間です!
胎盤との格闘
ヘソの緒を切らせてもらい、感動のお産立ち会いだったね。
と、テレビや漫画ならまとまりそうなところですが、お産はまだまだ続きます。胎盤です。
長男の時は胎盤が出てこずに緊急搬送にもなった、我が家にとっては曲者の胎盤。
赤ちゃんは助産師さんに大事に抱えられ、長男次男がうれしそうに覗き込んだり、聴診器でお医者さんごっこをしたりしてる最中、
まだまだ痛い。痛い痛い、とにかく痛がる妻。助産師さんや僕も参加して、抱えて体勢を変えたりしながら、約45分ぐらい。やっとこさ胎盤が出てきました。
出血
とか安心しているのもつかの間、出血がそれなりに多かったようで血圧や脈拍を測りながら、医師と連絡をとりあう助産師さん。まだです。まだなんです。
点滴をはじめる妻。んー。もしかしてお母さんだけ搬送か…なんて空気が漂う中、はじめはブドウ糖的なものだった点滴が、医師の指示により別の点滴に変わりました。
寒がる妻は毛布とホットタオルで温めながら、「おにぎりが食べたい」という妻のリクエストにも応えて忙しく駆け回る助産師さんたち。
おいしいおにぎりのおかげもあってか、顔色もよくなり数値も安定したようです。
何度経験しても毎回違う大変なお産を乗り越えてくれました。
本当におつかれさま、ありがとう。
おまけ
妻はそのまま赤ちゃんと一緒に助産院に入院です。
男3人衆は家に帰るところなんだけど、お母さんと離れたくないと泣き出す長男。次男は案外あっけらんかんとしてました笑
なんとかなだめて帰路につく男3人衆。つかの間の父子生活のはじまりだね。
ピーロも、とっちゃんもよく頑張った!えらいぞお兄ちゃんたち。